Tailwind CSS spacing utilities(スペーシングユーティリティ)の基本である padding と margin を、公式ドキュメントに基づく6つの実践問題で完全習得。p-4、px-、py-、m-、mx-、my-* の使い分けから、スペーシングスケールの計算方法、企業サイトで使われる実践パターンまで、初心者が迷いやすいポイントを徹底解説します。
Contents
- 1 読者がこの記事から得られる知識
- 2 今回ハンズオンした内容
- 2.1 ハンズオンで学習したコードと結果の画像
- 2.2 学習の全体構成
- 2.3 ステップ1: 公式ドキュメントで基礎を確認
- 2.4 ステップ2: 基礎問題1 - 全方向 padding の適用
- 2.5 ステップ3: 基礎問題2 - 左右 padding の適用
- 2.6 ステップ4: 基礎問題3 - 上下 margin の適用(スペーシングスケールの理解)
- 2.7 ステップ5: 実践問題1 - ボタンコンポーネント(padding の組み合わせ)
- 2.8 ステップ6: 実践問題2 - カードコンポーネント(padding + margin)
- 2.9 ステップ7: 実践問題3 - ナビゲーションメニュー(複数方向の spacing)
- 3 ハンズオンの中で私が疑問に感じた点や失敗した点
- 4 今回のまとめ
- 5 関連記事
- 5.0.0.1 Tailwind CSS flex items-center justify-center 完全ガイド - 実践的な中央揃えテクニック
- 5.0.0.2 Tailwind CSS spacing utilities 完全ガイド - padding/margin 基礎を6問で習得
- 5.0.0.3 Tailwind CSS Width Height 完全ガイド - 基礎から実践まで10問で習得
- 5.0.0.4 【実践10問】Tailwind CSS bg text color で背景色・テキスト色を完全習得
- 5.0.0.5 Tailwind CSS rounded shadow ring を実践ハンズオン|角丸・影・リングの基礎から応用まで
読者がこの記事から得られる知識
この記事では、Tailwind CSS spacing utilities(スペーシングユーティリティ)の基本概念を実践的に学びます。CSSフレームワークを初めて使う方でも、padding と margin の違いから、実務で頻繁に使うクラスの組み合わせ方まで、段階的に理解できる内容になっています。
この記事を読むことで、以下の知識が得られます:
- Tailwind CSS の padding/margin ユーティリティクラスの基本的な使い方
p-*、px-*、py-*、m-*、mx-*、my-*の方向指定の違いと使い分け- スペーシングスケール(4 = 1rem = 16px)の計算方法と実際の適用
- 企業サイトのボタン、カード、ナビゲーションで使われる実践的なスペーシングパターン
- クラスの上書きルールと、意図しない結果を避けるためのベストプラクティス
- https://play.tailwindcss.com/ を使った効果的な学習方法
最終的には、Tailwind CSS の spacing utilities を自信を持って使いこなし、レスポンシブで美しいUIコンポーネントを効率的に作成できるようになります。
今回ハンズオンした内容
今回は、Tailwind CSS 公式ドキュメント(https://tailwindcss.com/docs/padding、https://tailwindcss.com/docs/margin)を参照しながら、spacing utilities の基礎を実践的に学習しました。CSS フレームワーク Tailwind CSS のユーティリティクラスを使って、padding と margin の基本的な方向指定をマスターすることが目標です。
学習には https://play.tailwindcss.com/ を使用し、コードを書いて即座に結果を確認できる環境で進めました。npm パッケージ インストールや watch モード 自動ビルドのセットアップは不要で、ブラウザだけで完結する学習方法です。
ハンズオンで学習したコードと結果の画像
先にハンズオンで書いたコード全体を紹介しておきます。
<div class="basic-1-container">
<div class="bg-blue-500 p-4">Hello</div>
</div>
<div class="basic-2-container">
<div class="bg-green-500 px-8">Welcome</div>
</div>
<div class="basic-3-container">
<div class="bg-red-500 my-6">Goodbye</div>
</div>
<div class="basic-1-container">
<div class="bg-blue-600 px-5 py-3 text-white">お問い合わせ</div>
</div>
<div class="basic-2-container">
<div class="px-6 py-6 mb-4 bg-white border">サービス紹介</div>
</div>
<div class="basic-3-container">
<div class="py-2 px-4 mx-1 bg-gray-200">会社概要</div>
</div>
画像も添付しておきます。Tailwind PLAYでスクショしました。

学習の全体構成
今回の学習は以下の流れで進めました:
学習フロー
├── 基礎問題(3問)
│ ├── 問題1: 全方向 padding の適用
│ ├── 問題2: 左右 padding の適用
│ └── 問題3: 上下 margin の適用
└── 実践問題(3問)
├── 問題1: ボタンコンポーネント(padding の組み合わせ)
├── 問題2: カードコンポーネント(padding + margin)
└── 問題3: ナビゲーションメニュー(複数方向の spacing)
ステップ1: 公式ドキュメントで基礎を確認
確認した内容
Tailwind CSS 公式ドキュメントの padding と margin のページにアクセスし、基本的なユーティリティクラスの構文を確認しました。
アクセスしたURL:
- https://tailwindcss.com/docs/padding
- https://tailwindcss.com/docs/margin
確認することの意図
公式ドキュメントには、各ユーティリティクラスの使用例、スペーシングスケール、方向指定の方法が詳しく解説されています。実際にコードを書く前に、公式の情報をもとに正しい使い方を理解することで、試行錯誤の時間を減らし、効率的に学習を進めるためです。
実行結果
公式ドキュメントから以下の重要な情報を確認できました:
p-*: 全方向の paddingpx-*: 左右の paddingpy-*: 上下の paddingm-*: 全方向の marginmx-*: 左右の marginmy-*: 上下の margin- スペーシングスケール:
*-4= 1rem = 16px を基準とする
実行結果の解説
Tailwind CSS の spacing utilities は、方向を示すプレフィックス(p, px, py, m, mx, my)と、サイズを示す数値(1〜96)を組み合わせて使用します。数値は 0.25rem 単位で計算され、4 が 1rem(16px)に相当します。
これで基本的な構文とスペーシングスケールの仕組みが理解できました。
ステップ2: 基礎問題1 - 全方向 padding の適用
実行するコマンドと操作
https://play.tailwindcss.com/ にアクセスし、以下のコードを入力しました。
<div class="p-4 bg-blue-500">Hello</div>
コマンドと操作の意味
p-4: 全方向(top, right, bottom, left)に 1rem(16px)の padding を適用bg-blue-500: 背景色を青に設定(padding の効果を視覚的に確認するため)
コマンドと操作を実行する意図
padding の最も基本的な使い方である「全方向に同じ値を適用する」パターンを理解するためです。
実行結果

青い背景の中に「Hello」というテキストが表示され、テキストの周囲に均等な余白(16px)ができました。
実行結果の解説
p-4 クラスを使うことで、CSS の padding: 1rem; と同じ効果が得られます。Tailwind CSS では、4つの方向すべてに同じ padding を適用したい場合、p-* という簡潔なクラス名だけで実現できるのが特徴です。
これで全方向 padding の基本が理解できましたね。
ステップ3: 基礎問題2 - 左右 padding の適用
実行するコマンドと操作
次に、左右だけに padding を適用するコードを入力しました。
<div class="bg-green-500 px-8">Welcome</div>
コマンドと操作の意味
px-8: 左右(horizontal)に 2rem(32px)の padding を適用py-*は使用していないため、上下には padding なし
コマンドと操作を実行する意図
方向を限定した padding の適用方法を理解し、p-* との違いを体感するためです。
実行結果

緑の背景の中に「Welcome」というテキストが表示され、左右にだけ余白(32px)ができました。上下には余白がありません。
実行結果の解説
px-8 は CSS の padding-left: 2rem; padding-right: 2rem; と同じ効果です。ボタンやタブメニューなど、左右の余白だけが必要なUIコンポーネントでよく使われるパターンです。
これで方向を限定した padding の使い方が理解できましたね。
ステップ4: 基礎問題3 - 上下 margin の適用(スペーシングスケールの理解)
実行するコマンドと操作
margin を使った問題に挑戦しました。最初は誤って my-12 と入力してしまいました。
<!-- [誤] 最初の回答 -->
<div class="bg-red-500 my-12">Goodbye</div>
<!-- [正] 修正後の回答 -->
<div class="bg-red-500 my-6">Goodbye</div>
コマンドと操作の意味
my-6: 上下(vertical)に 1.5rem(24px)の margin を適用- 要件は 24px だったが、
my-12は 3rem(48px)になってしまう
コマンドと操作を実行する意図
margin の使い方を学ぶとともに、スペーシングスケールの計算方法を正確に理解するためです。
実行結果

実行結果の解説
ここで重要なのは、Tailwind CSS のスペーシングスケールの計算方法です:
- 数値 1 = 0.25rem = 4px
- 数値 4 = 1rem = 16px
- 数値 6 = 1.5rem = 24px
- 数値 12 = 3rem = 48px
24px が必要な場合、16px × 1.5 = 24px なので、1rem × 1.5 = 1.5rem となり、数値は 6 になります。この計算方法を理解することで、今後はスムーズに適切なクラスを選択できるようになります。
これで margin の基本とスペーシングスケールの理解ができましたね。
ステップ5: 実践問題1 - ボタンコンポーネント(padding の組み合わせ)
実行するコマンドと操作
企業サイトでよく見るボタンを作成しました。最初は padding の組み合わせ方を誤解していました。
<!-- [誤] 最初の試み -->
<div class="bg-blue-600 p-3 px-2 text-white">お問い合わせ</div>
<!-- または -->
<div class="bg-blue-600 px-2 p-3 text-white">お問い合わせ</div>
<!-- [正] 正しいアプローチ -->
<div class="bg-blue-600 px-5 py-3 text-white">お問い合わせ</div>
コマンドと操作の意味
- 要件: 上下 12px、左右 20px の padding
- [誤]
p-3 px-2またはpx-2 p-3: クラスの上書きにより意図しない結果に - [正]
py-3 px-5: 上下と左右を個別に指定
コマンドと操作を実行する意図
複数の方向に異なる padding を適用する方法と、Tailwind CSS のクラス上書きルールを理解するためです。
実行結果

実行結果の解説
ここでの重要な学びは、Tailwind CSS では後に書いたクラスが優先されるということです。px-2 p-3 と書くと、最終的に p-3 が全方向に適用され、左右も 12px になってしまいます。
複数の方向に異なる値を適用したい場合は、py-* と px-* のように、重複しない方向指定を使う必要があります。または、計算してから直接 p-* の値を指定します(上下12px + 左右20px → py-3 px-5)。
これで実務的な padding の組み合わせ方が理解できましたね。
ステップ6: 実践問題2 - カードコンポーネント(padding + margin)
実行するコマンドと操作
企業サイトのカード型UIを作成しました。最初は margin のスケールを間違えました。
<!-- [誤] 最初の回答 -->
<div class="px-6 py-6 mb-10 bg-white border">サービス紹介</div>
<!-- [正] 修正後の回答 -->
<div class="px-6 py-6 mb-4 bg-white border">サービス紹介</div>
<!-- または -->
<div class="p-6 mb-4 bg-white border">サービス紹介</div>
コマンドと操作の意味
- 要件: 全方向 24px の padding、下に 16px の margin
- [誤]
mb-10: 2.5rem = 40px(要件より大きい) - [正]
mb-4: 1rem = 16px(要件通り)
コマンドと操作を実行する意図
padding と margin を組み合わせて使う方法と、再度スペーシングスケールの正確な理解を確認するためです。
実行結果

実行結果の解説
カード型コンポーネントでは、padding で内側の余白を作り、margin で他のカードとの間隔を作るのが一般的なパターンです。
また、px-6 py-6 と書いても p-6 と同じ結果になりますが、p-6 の方がシンプルで読みやすいコードになります。ただし、後から片方だけ変更する可能性がある場合は、最初から px-* と py-* を分けて書いておくのも一つの方法です。
これで padding と margin を組み合わせた実践的なコンポーネントの作り方が理解できましたね。
ステップ7: 実践問題3 - ナビゲーションメニュー(複数方向の spacing)
実行するコマンドと操作
企業サイトのナビゲーションメニュー項目を作成しました。
<div class="py-2 px-4 mx-1 bg-gray-200">会社概要</div>
コマンドと操作の意味
py-2: 上下に 0.5rem(8px)の paddingpx-4: 左右に 1rem(16px)の paddingmx-1: 左右に 0.25rem(4px)の margin- 3つの方向指定を組み合わせて使用
コマンドと操作を実行する意図
実際のUIコンポーネントでは、padding と margin を複数の方向で組み合わせて使うことが多いため、その実践的な使い方を習得するためです。
実行結果

グレーの背景を持つナビゲーション項目が表示され、以下の余白が適用されました:
- 内側の上下: 8px(クリックしやすいサイズを確保)
- 内側の左右: 16px(テキストが詰まらないように)
- 外側の左右: 4px(隣接する項目との間隔)
実行結果の解説
ナビゲーションメニューでは、padding でクリッカブルエリアを広げ、margin で隣接する項目との間隔を作ります。このパターンは、タブメニュー、ページネーション、タグリストなど、水平方向に並ぶUI要素で頻繁に使われます。
py-2 px-4 mx-1 のように3つのクラスを組み合わせることで、複雑なCSSを書くことなく、実用的なUIコンポーネントを簡潔に実現できます。
ハンズオンの中で私が疑問に感じた点や失敗した点
疑問1: padding のクラスを2つ書いたら、どちらが優先されるの?
最初、「p-3 px-2 と書けば、全方向12pxの上に左右8pxが追加されて、左右だけ20pxになるのでは?」と思っていました。
実際の動作
Tailwind CSS では、後に書いたクラスが優先されます。つまり:
px-2 p-3: 最終的に全方向12px(p-3がpx-2を上書き)p-3 px-2: 最終的に全方向12pxだが、左右は8px(px-2がp-3の左右を上書き)
どちらも意図した結果(全方向12px、左右20px)にはなりません。
正しいアプローチ
複数の方向に異なる値を適用したい場合は、重複しない方向指定を使います:
<!-- [正] 上下と左右を個別に指定 -->
<div class="py-3 px-5">...</div>
<!-- [誤] 全方向と一部方向を混ぜる -->
<div class="p-3 px-2">...</div>
この理解ができると、意図しない余白が発生するトラブルを避けられます。
疑問2: スペーシングスケールの数値って、どうやって計算するの?
「24pxの padding が欲しいとき、どの数値を使えばいいの?」という疑問が最初にありました。
計算方法
Tailwind CSS のスペーシングスケールは、4 = 1rem = 16px を基準にしています:
- 必要なpx値を16で割る:
24px ÷ 16px = 1.5 - 1.5rem を得るための数値を計算:
1.5 ÷ 0.25 = 6 - したがって、24px =
*-6
覚えておくと便利な対応表
| px | rem | クラス番号 |
|---|---|---|
| 4px | 0.25rem | 1 |
| 8px | 0.5rem | 2 |
| 12px | 0.75rem | 3 |
| 16px | 1rem | 4 |
| 20px | 1.25rem | 5 |
| 24px | 1.5rem | 6 |
| 32px | 2rem | 8 |
よく使う値は暗記してしまうと、コーディングが早くなります。
疑問3: px-6 py-6 と p-6 って、何が違うの?
「同じ結果になるなら、どっちを使えばいいの?」という疑問がありました。
結果は同じだが、使い分けのポイントがある
<!-- 結果は同じ -->
<div class="p-6">...</div>
<div class="px-6 py-6">...</div>
使い分けの判断基準
- 全方向同じ値の場合:
p-6を使う(シンプル) - 後から変更する可能性がある場合:
px-6 py-6を使う(柔軟性) - レスポンシブ対応する場合:
px-6 py-6を使い、ブレークポイントごとに変更
例えば、モバイルとデスクトップで上下の padding だけ変えたい場合:
<!-- 上下だけレスポンシブに変更できる -->
<div class="px-6 py-4 md:py-8">...</div>
<!-- p-* だと全方向変わってしまう -->
<div class="p-4 md:p-8">...</div>
この使い分けを理解すると、メンテナンスしやすいコードが書けます。
今回のまとめ
お疲れ様でした!Tailwind CSS spacing utilities の基礎を、6つの実践問題を通じて習得しました。
今回学習したことは以下の3点です:
- Tailwind CSS utility classes の方向指定:
p-*(全方向)、px-*(左右)、py-*(上下)、m-*(全方向)、mx-*(左右)、my-*(上下)の使い分けと、CSS フレームワーク Tailwind での効率的なスペーシング管理方法 - spacing scale の計算方法:
4 = 1rem = 16pxを基準とした Tailwind spacing utilities のスケール計算と、実務で頻繁に使う値(8px =*-2、12px =*-3、24px =*-6)の覚え方 - 実践的なパターン: 企業サイトのボタン(
py-* px-*)、カード(p-* mb-*)、ナビゲーション(py-* px-* mx-*)で使われる padding/margin の組み合わせ方と、クラス上書きルールに基づくベストプラクティス
また別の記事でお会いしましょう!
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